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瀬戸市品野町の動物病院。品野ペットクリニックです。

当院で接種しているねこちゃんのワクチンについて

当院では以下の2種類のワクチンを使用しております。

メリアル ピュアバックスRCP 

当院で用いている基本的なワクチンです。
猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症及び猫汎白血球減少症の予防をします。

メリアル ピュアバックスRCP-FeLV

  

猫白血病ウイルス対策を必要とした場合は4種混合ワクチンを接種します。4種混合ワクチンは3種混合ワクチンに猫白血病を追加したものです。
接種前に血液検査をして、猫白血病ウイルスの抗原を持っているかどうかチェックします。小柄な子や暴れん坊で採血がむつかしい場合は、検査は後日としてとりあえず接種するということもあります。


ワクチン接種後の注意

顔面の腫脹や全身のかゆみとして現れるワクチンアレルギーは、私の経験的には、イヌでは接種後2〜5時間程度たってから発症することが多いのですが、ネコではめったに見ることがありません。しかし、当院ではこれまでに1例の疑わしい事例を経験しております。安全のために平日の午前中に接種することをお勧めしております。


また、ネコちゃんの場合は注射部位肉腫といって、注射したところにしこりが発生することがあります。一過性の腫脹(腫れること)や硬結(かたくなること)でおさまることがおおいですが、大きくなるようなら手術が必要になることもありますし、手術でも完治できず、再発を抑えることができないこともあります。不活化ワクチンの接種や、注射の製剤にアジュバンドを含むものを用いたときに起こるといわれていましたが、注射用水や生理食塩水を注射しても起こるようです。注射部位肉腫の発生はまれとされていますがゼロではありません。発生の予防処置としてできることは同じ部位に繰り返し注射をしないことくらいです。ワクチンに限らず注射を受けたときは、しこりができてないか様子を見てください。不安に思ったときは必ず受診してください。

品野ペットクリニック品野ペットクリニック

獣医師     戸田昭博
愛玩動物看護師 戸田美幸

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